プロフィール

竹上晶(TAKEGAMI Akira)
1979年12月生(射手座)。 福岡県久留米市出身、埼玉県育ち。
東京の私大卒業後、大阪の学校(後述)に通うべく京都へ移住。大阪と東京のweb制作会社でwebディレクターを約1年半務め、2007年にスタジオカッツェとして独立。渋谷区、目黒区、世田谷区を経て、現在、板橋区に在住。コーディング・WordPress構築を中心に、大学の外部講師なども行う。
本業の傍ら、ミステリ関係の本なども制作・編集。また写真展にも出展。

DTP・編集実績

  • 『「活版印刷物語」によせて』パンフレット

    (2012年 市立小樽文学館、デザイン・執筆)
  • 薔薇の鉄索 村上芳正画集

    (2013年 国書刊行会、編集・一部撮影)
  • 「没後20年・『虚無への供物』刊行50年 中井英夫展」(図録)

    (2013年 市立小樽文学館、編集・デザイン・DTP)
  • 「『黒鳥館戦後日記』を読む-中井英夫 西荻窪の青春-【図録編】」

    (2016年 西荻窪図書館、編集・DTP)
  • 『幻影城 終刊号』

    (2016年 幻影城終刊号編集室、編集協力・DTP)
  • 『泡坂妻夫展』(図録)

    (2016年 市立小樽文学館、編集協力、デザイン・DTP)
  • 『連城三紀彦展』(図録)

    (2018年 市立小樽文学館、デザイン・DTP)

写真展等

  • 活版印刷物語 写真提供(2012年 市立小樽文学館)
  • 春をひらく絵画展(2015年、Gallery Bar Kajima・グループ展)
  • 探偵小説専門誌『幻影城』創刊40年記念展(2015年、啓祐堂ギャラリー・グループ展)
  • 新春をかざる平面展(2017年、Gallery Bar Kajima・グループ展)
  • 江戸川亂步『幻想と怪奇』(2017年、藍峯舎)撮影(『幻想と怪奇』原本)
  • 『怪人 江戸川乱歩のコレクション』(2017年 新潮社) 撮影(乱歩邸収蔵の本)

趣味など

読書、美術鑑賞、撮影、楽器演奏(ギター、ベース、バイオリン)等。
好きな作家:中井英夫、竹本健治、麻耶雄嵩、京極夏彦、浦賀和宏、夢野久作、坂口安吾、火浦功
好きな画家:フェルメール、ゴッホ、ミロ、レオン・スピリアールト、マグリット、モディリアーニ、ミュシャ、伊藤若冲、河鍋暁斎、曾我蕭白、建石修志、村上芳正、横井まい子
好きなミュージシャン:凛として時雨、ELLEGARDEN、the HIATUS、ACIDMAN、LUNA SEA、CRAZE、eastern youth、Number Girl、坂本龍一、YMO、Kraftwerk、YMCK、睡蓮、school food punishment、DEAD END、Creature Creature、スティーブ・ライヒ

小学校~高校時代

小学5年頃、父親が富士通のワープロ『OASYS』を購入。当時大好きだった『ドラゴンクエストIV』の裏技などをメモしていた。
富士通のワープロは「親指シフト」という特殊な入力方法を採用していたが、「将来的にパソコンで使えないのなら覚えてもしょうがない」とローマ字入力で覚える。

少年野球、習字、ピアノ、水泳、塾と様々な習い事をしていたが、そのわりには遊んでいた記憶がある。習字をしていたわりには字が汚いし、ピアノもろくに弾けないのは、やはりろくに練習せず遊んでいたせいだろう。
ファミコン少年で、親に取り上げられても家の中を探し出して発掘し、夜中に自室で隠れて長時間遊んでいた。パソコンに長時間向かっても苦痛ではないのは、この体験が元になっている。

小学校の鼓笛隊でトランペット、中学時代はバレー部、高校はブラスバンド部でトロンボーンを担当。
小遣いが入っては自転車で近隣の古本屋に買い出しに走る生活をしており、中学時代には火浦功、高校時代には坂口安吾に強く影響を受ける。その他村上龍などの小説や岩波新書、中公新書、講談社現代新書など愛読。文学、哲学、心理学、民俗学など興味を持つ。
また「高校になったらギターをやるもんだろ」と特に誰の影響を受けたわけでもなくギターを始める。近所のレンタルCD屋の100円セールの時に借り漁っては、カセットテープにダビングをする。ギターは今でも弾くが、残念ながら人様にお聞かせできるレベルではない(わりには自宅で酔うと弾きたがる)。
オープンキャンパスの帰りに見たJ・トレンツ・リャドの絵に衝撃を受け、以後印象派など、様々な美術展を観に行くようになる。

高校卒業後~大学時代

浪人が決まった後、初めて家でパソコンを購入。同時にインターネットを始め、当然のごとく受験勉強よりもパソコンの「勉強」をする。
当時はメールの設定さえままならず、先輩から頂いたメールを読んだのが2ヶ月後だったりした。

浪人中の1998年8月、夏季講習をサボって「更新管理が面倒くさい」と作る気のなかったホームページを制作開始。これが人生初のホームページ制作となる(現在公開終了)。8月下旬、開設したとたんに地震が起きたのはいい思い出。
都市伝説をテーマにしたサイトで、翌年『iP!』(晋遊舎)2号にて紹介される。
大学時代に後輩がそのホームページを知っていて、世の中案外狭いものだと驚く。

大学入学後は文芸サークル、雑誌制作サークルなどに入り、サークルのHPを企画・制作。
雑誌制作サークルでは、サークル内外から原稿を集め、記事執筆から表紙写真、編集、DTPをする。最大200ページ近くを一人で制作。サークルメンバーの協力もあり、学園祭で100部を完売したことも。
雑誌を制作しながら、「好きな音楽聴きいて、ときたまギター弾きながら仕事できたらいいな」とは思っていたが、まさか本当に独立するとは夢にも思わなかった(現在もデスクのすぐ横にギターがある)。

大学二年頃からカメラを買って、撮影を趣味にする。馳星周の『不夜城』にかぶれて歌舞伎町に行ってみたのがきっかけで、歌舞伎町近辺のラーメン屋を食べ歩く。
大学時代は派遣のバイトをしており、始めは交通整理やイベントの搬入などだったが、某会計事務所でのデータ入力や、秋葉原のweb制作会社でのホームページ制作補助、ノートパソコンの保守業務(壊れた部品の交換)などを行う。

大学卒業後~現在

雑誌サークルで作った会誌を制作実績として、大阪の万博記念公園にあった「インターメディウム研究所 大学院スクール(現IMI/グローバル映像大学、以下IMI)」を受験、合格。2003年から先に京都の大学に行っていた妹と、京都の伏見区で同居生活を始める。
IMIは現代美術から写真、デザイン、編集・ライティング、その他ジャンルを横断的に学べる学校で、編集・ライティング、デザインをメインに受講。

04年、IMI 2Dデザイン(web)修了。修了制作はPHP+MySQLで構築したデータベース(現在公開終了)。
04年3月から、大阪の某事務所にてアルバイト。web制作、メルマガ執筆、ECサイトの店長などを行う。SEOなどもここで学ぶ。

05年6月から大阪のweb制作会社にwebディレクターとして勤務。月最大40案件近くを担当するハードな職場で、飲食店から整体院、美容室、ケーキ屋、その他中小企業まで、様々なホームページのディレクションを行う。毎日のように終電で、大晦日は一人会社で修正作業をしながら年を越す。写真にこだわりのあるクライアントの場合、メインの担当の変わって撮影に行くことも。
別の制作会社からも内定が出ていたが、面接で直属の上司となるY氏を見て「この人となら働きたい」と思い就職したものの、1年せずに会社が倒産。06年4月から兄弟会社に移籍。前の会社が残した案件を主に担当。残務処理をほぼ終わらせる。

07年1月、スタジオカッツェとして独立。
ディレクション(ホームページの企画・制作進行)、デザイン、コーディング、撮影まで一貫した制作を得意とする。
08年8月CIO(Chief Iyashi Officer)として蓮を迎える。

2020年、長年親しんだ世田ヶ谷区から板橋区へ移転。

プライベートでの活動

趣味で複数のジョークサイトを制作しており、Yahoo!、GIGAZINE、ITmediaなど、大手ニュースサイトにて紹介歴多数。一日で約10万PVを叩き出した経験も。 あるサイトは朝日新聞でも紹介されたり、キー局からの紹介の打診も(残念ながら見送りに)。

2013年には『家畜人ヤプー』(沼正三)や『豊饒の海』(三島由紀夫)などの装画で知られる村上芳正の画集『薔薇の鉄索』を編集(田中幸一 監修、本多正一/堀江あき子/竹上晶 編)。
2016年には「幻影城終刊号編集室」の一員として、『幻影城 終刊号』を制作。